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これは映画「グラスホッパー」の山田涼介が凄絶に美しかったことについての記事です

どうにも頭が吹きこぼれててゴメンなんですけど
伊坂幸太郎原作の映画「グラスホッパー」を観てきました
出演する俳優、女優たちはみんな素晴らしくて物凄く好きな映画でしたが
今回特に個人的にガツンと来たのが山田涼介さんの演技だったので映画の感想としては最悪ですが
山田涼介は最高だったので山田涼介の最高だった点についてジックリ書きたいと思います
そういう記事にします。山田涼介さんへのこの熱い気持ちをなんとか言葉にしなければ、
この煮えたぎる気持ちを言語化するための最低条件は「鉄は熱いうちに打つ」だ、
というわけでもうすでに文章がしっちゃかめっちゃかになっていて
なにがなんだか分かんなくなってますがこのパッションを受け取ってくれ!!!!!!!!!!!
ちなみにモロ出しでネタバレしてるので気をつけてくださいはいいきます、
想像してみてください、私服の上から透明なレインコート1枚を羽織って
それを自分の仕事着としている殺し屋の少年を
(明るく染めた白に近い金髪はやや痛んでいます ←重要)
身軽でしなやかな体躯から繰り出される跳躍、強烈な蹴り、
ヒュワ、と華麗なナイフさばきとともに真っ赤な噴水が上がり
レインコートでは防ぎきれなかったぶんだけ山田涼介さんの髪を顔を体を汚していくのです、
ここでハッキリと書いておきますがそうです山田涼介さんは返り血が物凄く似合うんです
たぶん素の状態の山田涼介さんが返り血を浴びていても物凄く似合うとは思うんですけど、
この山田涼介さんはなんとあの幼く甘ったるい丸顔に狂気を奔らせ、
生クリーム苺パフェのような容貌に今夜はなんと特別に
ハバネロソース漬けのハバネロの刺身をトッピングしちゃったと言わんばかりの様子で
次々と、それはもう次々と小物悪人たちの肉を突き破り、
サックサック!ビシャビシャ!と真っ赤に染まっていきます
心配になるぐらい返り血が似合います
返り血浴びてるだけでまるまる1冊ぶんのページを使った写真集を
5万円で売っても絶対に700万部売れます 少なくとも私は買います
本当にそういうのを売ってくれたのむ~~~~~たのむ~~~~~
あととにかくこの山田涼介は生意気な口をききます
口が悪くてやかましいから「蝉」という名前を与えられたそうです
ちょっと生意気がいきすぎて相棒である飄々としたお調子者の岩西が
珍しくギロリとにらみをきかせる場面で見せた
「あ……」みたいな、ちょっと今のまずったっぽい…みたいな
視線の動かし方、そう、視線の動かし方、斜め下に向かって
ふらふらと落ちていく視線のおぼつかなさが幼さを物語っていて最高でした
ところで蝉という役に宿る少年性というのは「焦燥」によるものが大きいと
私は思ったんですけど、というのも焦燥ってべつに大人にもどんどん起こる感情で、
でも少年だからそれをコントロールするのがまだ上手じゃないのかなと感じて、
たとえば鯨の持つそれはコントロールをきかせようとすると
大人なぶんヘンに冷静になってしまうがゆえの追い詰め方をしてくるんだけど
蝉の場合はコントロールしようとして些細な失敗を延々繰り返し続けていく感じで
そういう思春期じみた危うさを演じるのがなんて上手いんだよ~ってカンジ、
だって蝉っていっそイカれたいのにイカれきれないことに苦悩しながらも
自分を傷つけて捨てていくことへの躊躇はどんどん失っていく殺し屋の少年で、
彼にとっての殺人は自傷行為にも似ていて、殺すことで生を感じることが出来る、
命を奪うときの返り血が精神的にこびりついていくことでそれを感じられる、
そのくせ殺せば殺すほど生への疑問が増幅していく、そういう、
とにかくそういう小さくて悲しくてかわいそうでズタボロで強すぎる少年なんだと思いましたし、
なんかこう物凄い強度の物凄く細い糸が常に張り詰めていて、
引っ張っても引っ張ってもちぎれないけどハサミでチョンってやると
一瞬でプッツリ切れて何も残らないようなそんなイメージを抱きました
私は山田涼介さんの苦しみや怒りが爆発するときの表現が物凄く好きだということに気づいて、
というのも爆発したその瞬間だけ見ても、この爆発は
「抱え込んで傷ついて鬱血して膿がたまってブクブクになったやつがついに弾けとんだ瞬間」
なんだなということを感じられるからでして、グフフ、グフフ~~!!まいっちんぐ~~!!
それで私がとくに最高だと思ったのは耳をナイフで切り落とすシーンです、
あの顔、あの顔、本当に上手いし、破滅に向かって疾走していく人の、
死への恐れを脱ぎ捨てた人の凄絶な美しさが爛熟しきっていて、ああ!今だ!と思いました
今だ!蝉の一番美しい顔今だ!はい!!今蝉の美しさ最大値に達したよ!!
って本当に映画館の座席で鳥肌とともに嬉ションする寸前でした(大人なのでしませんでした)
ぐぶぐぶと泡を吹かんばかりに痛みに耐え、耐えるのがもはや脳内麻薬で快楽に変わり、
しかもその脳内麻薬の根源は「破滅への疾走」という人類にとっての甘美!!
すべてを捨てて突っ込んでいく、自分の肉をちぎっても突っ込んでいく、
そういう快楽に満ちた顔で今度は返り血ではなくさっきまで耳のあった場所に
空いた穴から流れ出続ける自分の血で!!最高の生の実感で!!
顔中体中真っ赤に濡れながら歪に口角を吊り上げて見せる蝉の~!!
動物じみて爛々と光る~!!リミッターの外れた眼~!!
少年らしく弱く柔らかい生き物なのにもかかわらず~!!
少年らしくありふれた幸せを享受することが出来なかった蝉~!!
不幸な子供の成れの果てが~!!このポッカリ赤い穴の空いた死にかけの動物なんだ~!!
ああああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!
うわああああああああああ~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!
ひ~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最高でした。おわり。