生態観察記録・「スケオタという生き物」

早いもので、私がフィギュアスケートを見始めてから5年半ほど経ちました。
なんにも知らない、スポーツ観戦なんて一生縁がないと思っていた17歳当時に
プルシェンコのせっぼんに出会った時の衝撃は、今でも鮮やかなままです。
それから細々とアイスショーを観に行くようになり、
同じく細々と試合もテレビ観戦するようになり、
いわゆる「スケオタ」というほどどっぷりではないにしろ、
少なくとも「フィギュアスケートがめっちゃ好きな人」ではい続けました。
元々ただの独り言ツールだったTwitterのアカウント「水底」も、
今では試合やショーやメディア露出などのたびにワーワー騒ぐ、
フィギュアスケートがめっちゃ好きな人のアカウント」になりましたし、
ありがたいことに、それなりにスケオタの方々にフォローして頂いています。

 

ということは、いわゆる壁打ちではなくなったんですね。

 

私がフィギュアスケートについてツイートすれば、なにかしらの反応が返ってくる。
「反応が返ってくる」と一口に言ってもその内容は様々で、
簡単に言えば、良い空気になる・悪い空気になる といった感じで
昔よりいろいろなことを考えて発言するようになりました。
これ言ったら波風立っちゃうかな、ちょっと言葉柔らかくするか…
これ言ったら問題提起みたいに思われちゃうかな、前置き長めにするか…
だとか、特にデリケートな話題だといろいろと大変ではあります。

 

そういう状況が特にソチ後からの1年間はずっと続いて、
正直めっちゃ疲れるな~~~?オイ?とは思うんですが、
これは仕方のないことだと諦めはついています。
近頃の世間のフィギュアスケートへの過熱ぶりなどもあり、
個人個人が今まで以上に「考えて」発言しないといけなくなってるんだと思います。

 

2014年、すっかり自分のアカウントのフィギュア成分が濃くなって
上記のような感覚でTwitterをするようになったことで
それなりにスケオタたちの動向や一連の流れも追えるようになって、
ひとつ、分かったことがあります。

 

それは、「スケオタってなんか怖いな」ってことです。

 

と書くとめちゃくちゃ身もふたもないですし、
そもそもこれはあくまで「一部の」と付け加えなきゃいけないわけですし、
心優しきスケオタを私はたくさん知っています。(いつもありがとうございます)
ただ、この記事においては"あえて"、「スケオタめっちゃこえ~~~~!!」と
言い切ってしまいたいんです。あえてです。(強調しておきます)

 

それからもう一つ言っておいたほうがいいのは、
これは問題提起でも自治でも議論用の議題でもなく、
単なる、私が1年かけて行った「生態観察記録」でしかないということです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
どうか穏やかにお読みください。というか、要はジョークなので、
「お楽しみください」って感じでもいいと思ってます。

 

前置きが長くなりましたが、

 

生態観察記録 「スケオタという生き物」

 

と銘打って、書いていこうと思います。

 

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◆"少女"という存在

 

スケオタが大事にしているもの、また、嫌っているもの
それは「少女」という存在です。
少女性が強いタイプの選手が頭角を現したとき、
あるスケオタたちはそれを維持することを本人に強く望みます。
「なんて純粋で、なんて美しい心の女の子なの!」と褒め称えていたいのです。
無垢な女性という存在への強い期待、これは時々信仰心じみているほどです。
しかし、同時に少女とは「子供であること」でもあります。
この「子供」という存在をひどく嫌うスケオタたちもいます。
しっかりしていて、きちんと振る舞えて、賢くて、
やがては大人の思う理想の大人に成長してくれそうな子供、
という存在への期待がそうさせるのだと思います。
なので、子供だとかそれ以前の、若者らしい明朗さや
輝度の高さを見せるとそれを「頭が悪い」とします。
ですがその一方で、しっかり者の子供に対して
「含みがある」「子供らしくない」「ずるがしこそう」
などと言うスケオタたちも加わってくるので、もう泥沼です。
大人げないですね。

 


◆スケオタチーム対抗戦

 

スケオタは365日、チームにわかれて戦っています。
話し合いで済んでいるうちはまだいいですが、
結局最後は遠くから石の入ったそこそこ硬いぐらいの玉を投げ合います。
鉄球は投げません。でも当たったらわりと痛いぐらいの玉です。
要はエアリプによる嫌味の応酬です。
対抗戦するのは毎年4月の選手たちだけでいいのにね、
と書こうとして気づいたのですが、
選手本人たちの意思そっちのけで
「○○選手に失礼だろ!」「そっちこそ△△選手がどう思うか考えろ!」
という殺意にも似た敵意を原動力に、お経のように嫌味を吐き出しているので、
対抗戦というよりは「場外乱闘」と書いたほうがいい場合も多いです。
場外乱闘と書いて「わがまま」とルビを振ります。

 


◆「対」を勝手に進化させる

 

フィギュアスケートを観ていると、時々「対」になる存在が現れます。
お互いがお互いをライバルと認め切磋琢磨していたり、
同じ国のいわゆるツートップと言われる実力の持ち主同士が、
それぞれ正反対とも言えるような魅力を持っている場合などです。
「対」は爽やかです。魅力的で、ドキドキする要素です。
どっちが好き?どっちも好き!えー私はこっちが好き!うーん迷っちゃう!
みたいな感じです。最高ですね。最高のはずなのですが、
スケオタは「対」が許せないのです。
漢字をひとつ付け加えて、「対立」にしたいのです。
それによって事態がどこに着地するのかというと、
「○○のほうが選手として至高!あれこそがフィギュアスケート!」
「いいや△△のほうが!あれこそフィギュアスケートのあるべき姿!」
という、いやそれ永遠に答え出ないんじゃないですか?
としか言いようのない、泥沼の戦いです。
怖いのでどこかインターネットの通じない奥深いジャングルなどに行って
怖い人たち同士でずっと言い合っていてほしいですね。
残ったみんなで「どっちが好き?どっちも好き!うーん迷っちゃう!」
ってワイワイおしゃべりして楽しんでおくので。

 


◆表現力VS技術力

 

スケオタが定期的に行う議論の膨大な議題のひとつに、
「表現力重視の選手と技術力重視の選手、どちらが正しいか」があります。

どっちも正しいわボケ!

 


◆「にわか」という通過儀礼

 

スケオタは「にわか」という言葉をよく使います。
右も左も分からない新規ファンが、無知ゆえに判断を間違え、
"暗黙の了解"で良くないとされている行為をしてしまうと、
スケオタはいっせいに半径5mの距離で取り囲み、
クスクス…ヒソヒソ…と音を立てながら、
時々ポコンと痛くない程度に石を投げます。
良くないとされている行為の「良くない」レベルの高さに応じて、
投げる石の量と硬さが変わってきます。
そういう時の合言葉は「これだからにわかは!」です。
どうして優しく注意してあげられないのでしょうか。
話の分かる新規ファンなら、「それはだめなんですよ」と
穏やかに、それでいて順序立てて説明すれば分かってくれるはずです。
まだ未完成の地図を持ってダンジョンに迷い込んだ新人勇者が
道を間違えてしまった時、その地図をビリビリに破きながら
「これだから経験値の足りないやつは!!俺なんかレベル99だぞ!」
と言っているようなものです。
どうして地図に道を一本書き加えてあげられないのでしょうか。
そもそも、新規ファンがプロフィールに
「ソチからのにわかですが」と自らにわかを名乗ってへりくだり、
"古参"とされるスケオタたちに腰を低くしていなければいけない、
そういう土壌をず~~~~(30行中略)~~~~っと固め続けていることが
なんだか奇妙に思えます。そういうカーストがあるのでしょうか。
ソチからのにわかですがの前は「バンクーバーからのにわかですが」と言っており、
その層は今ソチからのにわかですがの層をクスクスヒソヒソしています。
3年後には「平昌からのにわかですが」が始まるんだと思います。
笑っちゃいますね

 


◆若い子VS年配の女性

 

若「フィギュアのファンってなんていうか…年配の女性w多いよね」
老「若い子は元気でいいね…w」
若「個人の感想だけど、そういう人達って嫌味っぽい人多い気がする」
老「キャピキャピはしゃいで観戦する感じ、私は苦手かもw若いから仕方ないかなw」
若「なんかヒステリックな応援する人多いよね、試合の時びっくりしちゃった…w」
老「年寄りの説教って思われるかもしれないけど、もうちょっと落ち着いてほしいなw」
若「あーこわw年配の女性wの棘っぽさこわw」

アホとクソババアである

 


◆びっくりするぐらい過敏

 

悪意の塊のようなスケオタ、いわゆる「アンチ」と呼ばれる層が、
言ってしまえばスケート界の癌であることを知っているスケオタは多いのですが、
「アンチに過敏になりすぎるスケオタ」も同じぐらい
厄介だということも書いておかなければなりません。
少しでも、"角度を変えて見れば"そう思えてくるような他人の発言を見つけると
アンチだ!!と叫んで取り囲んで殴りつけます。
そういうスケオタはたいてい「選手のため」という正義のプラカードを持っていて、
それを振り上げてボコボコに殴ります。血が出るまでやります。
なぜなら自分たちが「正義」だからです。正義は「悪」を叩きのめしていいのです。
黙ってしまった相手の家に押しかけて、
「アンチですか?!アンチなんですか?!もしもーーし!!」
と叫びながらチャイムを連打している様子も見ます。
近所迷惑なのでやめてほしいです。

 


◆出る杭を打つ

 

簡単に言えば、
「成績が伸びてきた順に叩かれ始める」
ということです。ある意味わかりやすいですね。

 


◆過干渉

 

選手の人生にズイズイグイグイ干渉していくタイプのスケオタです。
○○選手はチームで浮いてるんじゃないか、
(ざまあみろw、心配だわ…、だよね~そうだと思った!など)
△△選手って××選手と付き合ってるんじゃないの?
(そんなの認めん!!、えー絶対別れそう~、など)
完全に余計なお世話です。選手とファンは赤の他人です。
赤の他人がいきなり自分のプライベートにズイッと首を突っ込んで、
ペラペラペラペラ喋り始めたらビビると思います。
「プライベートでもみんなに好かれる人気者であってほしい」
「恋愛に関しても実直で理想的な若者であってほしい」
というタイプのスケオタをよく見ますが、
いったいアスリートになにを求めているのでしょうか。
なんだろ…もしかして選手の…親なのかな?なるほど…

 


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以上です。なんか書くの疲れました。終わります。